CASE100
01やってみようから始めた
構造デザイン
ある小さな保育園の構造をデザインする機会がありました。
実務の世界では、意匠と構造を分離して設計を進めることはしばしばありますが、
このプロジェクトでは意匠と構造の関係がもっとシームレスになるよう考えました。
意匠が構造的な機能を持っていたり、
構造が意匠的な機能を持っていたり。
そんな風に考えてもいいんじゃないか?
そうすることでより自由で面白い空間にすることができるんじゃないか?
そんな想いから、このプロジェクトでは
柱を本棚にしてしまう
という、
構造が意匠の機能を持つ計画に
チャレンジしました。
柱を本棚にするには見付の幅を細く、またコストパフォーマンスを考えるとプレカットで
安価に取り扱える断面を用いて構造を計画することを考えました。
この規模の木造では、耐震性能、耐火性能を確保することが重要になりますが、見付け幅105の柱を用いてラーメン構造とすることで空間の開放性を確保しつつ、本棚の意匠にもなる柱をデザインしました。
105幅の柱は燃えしろを考慮すると、火災時にはその性能をほとんど期待できませんが、屋根に仕込んだウォールガーダーで全体を支持することで火災時の耐火性能を確保しています。
このように建築を設計する上で様々な課題に直面することがありますが、
「やってみよう」から始めることで魅力的な空間を持った建築が出来上がりました。
「やってみよう」の
問いかけがあるからこそ、
空間に新しい価値が
生まれるんです。
私たちの 特徴unique point
01
素材と空間
の声をきく
構造デザイン
多様な素材から空間に対して最適なものを選択した設計を行います。
画一的な設計ではなく、空間と素材の声に寄り添うような構造デザインを考えます。
画一的:何もかも一様にそろえるさま。
一つの枠にはめこむさま。
02 特殊な構造設計
中大規模の木造の構造設計や開放的な鉄筋コンクリート造など、特殊なノウハウを必要とする構造設計を得意としています。
→まずはお気軽にご相談ください!
03 はじまりから併走する
建築を設計する上で意匠設計、設備設計など他分野のコラボレーションが必要不可欠。
私たちは基本計画からの参入、フィージビリティスタディなど設計の初期段階からでも積極的にプロジェクトに参加します。
フィージビリティスタディとは・・・
計画するプロジェクトが
実現可能かどうか、また複数のパラメーターで
概算検討を行い、
そのプロジェクトに適した構造計画を検討すること
清水良太構造デザインスタジオ
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