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柱を本棚として計画した保育園

CT Training Center | 2020

木造 の保育園の計画で、柱を本棚として計画しました。
柱を本棚にするため柱の見つけ幅を細くまたプレカットで安価に取り扱える断面で構造を検討。

木造の場合、一般的には在来軸組構法とし、耐力壁に依存する架構形式とすることが多いですが、
本計画では本棚として利用する際の奥行で柱のせいが決まることから、
それを利用して扁平柱のラーメン構造 として計画しました。
それによって敷地南北面に対しての開放性のある建築を生み出すことができました。

木造の場合は、住宅を除いて耐火性能の確保が過大となりますが、
本建物の場合は燃えしろ設計 をすることで準耐火建築物としての耐火性能を満たしています。

扁平柱のため、燃えしろを考慮すると柱の鉛直性能はほとんど期待できなくなりますが、
屋根レベルに配置した1.2mの ウォールガーダー によって柱がなくとも
荷重を支持できる構造としています。

  • 所在地 東京都あきる野市
  • 用途 保育園
  • 素材 木造
  • 竣工年 2020
  • 規模 地上2階
  • 延床面積 292m2
  • 意匠設計 日比野設計+幼児の城
  • 撮影 studio BAUHAUS
やってみようからはじめた構造デザインです!

はじめりから併走するためのプロセス

基本計画 弊社は「はじまりから併走」
基本設計
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弊社の場合は基本設計の段階でフィージビリティスタディ を行い、
空間に適した構造素材、
架構計画の検討をします。

→計画するプロジェクトが
実現可能かどうか、また複数のパラメーターで
概算検討を行い、
そのプロジェクトに適した構造計画を検討すること
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